加速する景色の先、想像超える未来へ

応援しているアイドルの1番の魅力は?とテレビで問われるたび、私は第一に「人間性かな」と思っていた気がする。

その後でテレビが用意していた答えはいつも「パフォーマンス」だった。そりゃあそうだよね。

 

もちろん私も彼らの心が一つになっているようなパフォーマンスのことが大好きだ。けれどそれ以上にそれを可能にする彼らの精神性、人間力にとても心を打たれ続けてきた。

 

技術を磨くことは後から可能なことも多いと思うけど、人間性って割と最初からのものが無いと難しいなと感じるのが私の持論だったので…(あくまで個人的な意見)

後からより良い姿勢で活動できるようになったメンバーももちろんいるけど、その人も含めみんな素直で優しいのはもとから備わってたと思う。いくら実力があっても物事に取り組む姿勢がダメならばパフォーマンスが良くなっていくことはたぶん無いし、逆のことも言えると思う。

 

今は多様な人に配慮しないと成功できない時代になっているし、私自身もそういう点が上手くいかないと応援することが難しくなってしまう。

2020年、彼らのデビュー年の夏に私はproduce 101 japan(日プ)を一気見してJO1のファンになった。

その前の時期には古い価値観のコンテンツに飽き飽きしていて世の中に対して半ば諦めのような気持ちがあった。かといって私は自分が絶対に正しいと思ったことも今後含め間違えることが無いと思ったこともないので、間違いが許されない緊張感の中にも居られなかった。

日プを最初見た時、これが編集されたものだとしてもこれまでこんなに優しくて悩ましさの少ないコンテンツは見たことがなかったので本当に驚いた。全くないわけではないと思うけど軽やかなみんなの優しさを見て「これがZ世代ってことなのか…?」とめちゃくちゃ動揺した。そしてその空気はしっかりJO1に継承されていたので当然のようにJO1のファン、JAMになった。

 

実際人間性だけでなく同じだけ度肝を抜かれる楽曲の格好良さ、PVなどのセンス、揃ったダンスの美しさを感じてた。今見ても一年目でGOの映像撮ってるの色々とヤバすぎて好きだよ。

https://youtu.be/ADSM26ND-U8?si=x2EuRAYRRXPvL0SR

モノクロでこのシンプルな衣装のガチ度が好き。

 

でも最初彼らを応援し始めた時は、これは私は好きだけど大人気になるには時間のかかるタイプの人たちかもしれないと思ってた。やっぱりこないだまで一般人だったみたいな人が多かったし、優しさがそれまでのテレビ的では無かったので見る人が見れば面白くないと切り捨てられてしまうと感じてた。

それまでの価値観に疲れてしまっていた私は、こういう軽やかさや本質的な優しさが受け入れられる世の中になってほしいという気持ちもあって彼らを応援してた。こんな感情を背負わせて本当に申し訳なかったのだけど。

 

それで今のことを考えるんだけどさ…

私は本当、自分が思ってたより何倍も早く世の中がそういう彼らの優しさを受け入れてくれたなって思った。

思ってたより彼らの良い部分の解像度の高い企画が次々と立ち上がって、どんどんその良さを受け入れていってファンになってくれる人が増えてるなと思う。

私はそういうことがあるたびに世の中捨てたもんじゃないなと思えた。彼ら自身に心打たれてる時と同じだけ、それを受け入れる世の中に心を打たれていたよ。

 

予想外だったことが本当にたくさんあって、あまり良い方じゃない話だと何故あれだけ名曲しかないのに過小評価されているのかという点はある。本当に良い曲しかないのに、他界隈から褒めてもらうとかに「あとは良い持ち歌があれば一気に売れるね!」みたいに言われると「良い歌!!!しか!!!ありません!!!!」と思い続けてた。でも良い歌でも爆発的人気と必ずしも関連があるとは限らないので、私は爆発的な人気でなくても長く、少しでも多くの人に愛されるグループになったら良いなと思う。

 

あとは良い方の予想外しかない。可愛い楽曲や優しい上品な曲、揃ったダンスが売りで逆にそれ以外はどうなんだろう、ゴリゴリに強い個性が出る曲はできないかなと思ってたのに最近そんな曲めっちゃたくさんやってるしちゃんとカッコいいんだよね。

(かと思いきや2023年はNEWSmileで可愛いも現役でできることを証明してみせた)

 

コロナ禍のデビューだったので有観客ライブでの盛り上げはあまり得意ではないかなと思ってたのに、初ツアーの年にVMAJのベストライブパフォーマンス賞をいただいてたし。本当に毎現場たびにライブパフォーマンスが向上していく、たくさんのことを吸収するグループで楽しさが止まらない。

今や、場数あるから上手いとか流石の貫禄とかトーク面白いとか言われていて、そんなものは当初どれも絶対に彼らに当てはまらない言葉だったのになと不思議に思う。

場数は実際にはそんなに無かったんじゃないかなと思うこともあったけど、一回一回の機会を絶対に無駄にしない彼らの気概がすごい速度で経験値を押し上げ、全てをやれるグループにしていっている気がする。

観覧ありのテレビパフォーマンスでも、配信ありのライブでも彼らはその場を盛り上げつつ画面の向こうの人間も楽しませることができる。それらコロナ禍を経たからといって誰もができることではないと思ってる。

 

あと個人的に最近拓実くんがとても楽しそうなのが本当に嬉しい。

最初の頃コロナ禍での活動でたくさん悔しい思いをしていたのだと思うけど、彼は感情を押し殺しているような強張った表情をしているように見えていた。

それが有観客ライブができるようになってすごく楽しそうにライブをしているし、私はあの紅白初出場の後の彼の発言を一生忘れられない。

 

https://youtu.be/u2e-mRhvM2s?si=e_8QqiQ3X1GMLrl7

 

川西拓実さんは本当にカリスマ性のあるすごい人なんだと最近の彼のライブパフォーマンスを見たりラップを聴いたりすると思うんだけど、それを最大限に引き出すことができているのは彼がJO1というグループを本当に信用できるようになったからだと思っている。

 

この感じを景瑚くんにも感じてる時がある。

すごくかっこいい人だけどこの人はJO1だから練習頑張れているんだみたいなことをよく思う。

 

たぶんだけどJO1メンバーみんなこういうところがあって、土台にJO1というものがあるから今の輝きを放っている。

 

年末、また拓実くんがリミッター外れたみたいにフィーリングのままに「楽しめよ〜?」的なワクワクゾクゾクする煽りをしてくれることを期待してしまっている。

 

年末年始も楽しみがいっぱいだけど、来年のカムバは一体どんな感じになるんだろう。ここで一区切りしたコンセプトもあるみたいだし、彼らも楽曲制作とかにもっと踏み込んでいくんだろうか。

 

こんなに大きな存在感のグループになるとも思ってなかったしこんなに大人っぽくなるとも思ってなかった。これからもきっと楽しい予想外をたくさん用意してくれてそうなJO1のことこれからも追いかけたいと思う。

 

遅くなったけど結成4周年おめでとうございます。

5年目も健康でなるべく幸せに活動できますように見守ってます。